新年のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。
皆様が健やかに新年を迎えられましたことを心よりお慶び申し上げます。
また、日頃より当会の活動に対しまして格別のご支援とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、我が国の経済は、緩やかに回復しているものの、国際情勢の緊迫化に伴うエネルギーや原材料価格の高騰、さらには国内の人材不足による人件費の上昇など、中小企業・小規模事業者にとっては依然として厳しい経営環境が続いております。また、近年にない猛暑や豪雨、南海トラフ地震への警戒といった自然災害の脅威や、海外景気の下振れなど我が国の景気を下押しするリスクも懸念されます。
こうした状況下で、中小企業の皆様がこの難局を乗り越え、持続可能な成長を遂げるためには、個々の企業の経営努力はもちろんのことですが、ともに助け合う仲間の組織である中小企業組合の団結の力が今こそ求められています。
本年は阪神・淡路大震災から30年という節目を迎えるにあたり、BCP(事業継続計画)の策定やデジタル化の推進、企業間連携の強化を通じて、防災・減災の取り組みを日常業務に活かし、経営基盤の強化を目指してまいります。また、人手不足という全業種共通の課題に対しては、本会が地域事務局を務める中小企業省力化投資補助金を通じて県内事業者の皆様の経営の安定を積極的に支援してまいります。さらに、いよいよ開幕が目前に迫った大阪・関西万博は、地域経済に新たなビジネスチャンスをもたらす貴重な機会です。この好機を最大限に活かすべく、皆様と共に取り組んでまいりたいと存じます。
私ども中央会では、「動く!つなぐ!結ぶ!」のスローガンのもと、会員組合の皆様への積極的な支援を通じて、兵庫県下の中小企業の事業の発展に寄与すべく、本年も各種支援事業を展開してまいります。引き続き、皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、中小企業組合と中小・小規模事業者の皆様にとりまして、新たな成長へとつながる一年となりますことを心よりご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。